第1回LCETを、2017年6月3日 (土)に開催しました。 今日は、東京、千葉、埼玉から計8人の先生方に参加していただき、日々の授業実践や現場での声、アクティビティーなどのアイデアなどを共有し、大変有意義な時間となりました。 今回の主なトピックは以下の2点でした。 ・自分自身の教育理念 (Teaching Philosophy)を見つめ直す。 ・教育実践を共有し、省察する。 自身の教育理念を見つめ直す (担当:佐伯)
教育実践を共有し省察する (担当:島本先生) 今回はライティングタスク(ストーリーサークル)を共有し、実際に体験してもらいました。 手順 4人グループを作る→1人1枚A4の白紙を配る→1分で好きなことを英語で紙に書きおろす→1分経ったら、時計回りにその紙を回す→再び、1分で、前の人が書いた文章の続きを書く→それを繰り返し、グループ全員に回ったら終了→それぞれのグループで作品を交換し、付箋を使いコメントを英語で書く(Awesome!)→グループ内で最も面白い(完成度が高い)作品を選ぶ。その際、1人ひとつ作品の概要を口頭でグループに説明する(どういうことが書いてあったか、どんな話であったか)→選んだ作品を発表する
このタスクは、一般に、 ストーリーサークルと呼ばれるタスクで、最初のパラグラフや最後のパラグラフを予め決めて行うこともできますし、文法の使用を指示することもできる点で、様々な教育環境において使用できるタスクであります。自分たちで書いたものであるから読みたくなる、人に伝えたくなる、続きを書きたいと思う、そんな環境で生徒に英語を学んでもらうことを期待できます。アクティビティの中で、グループの生徒に作品の概要を伝えるため、要約する力やリテリング(Retelling)の力の養成も行えます。タイムプレッシャーを与えながらアクティビティを行うので、正確さよりも、流暢さに焦点が当たるタスクです。 今回は、このタスクを通して、生徒の英語の学習動機について応用言語学の観点から理論づけを行いました。Harmer (2004: 62)が指摘する、“An engaging writing task is one that involves students not just intellectually but emotionally as well; it amuses them, intrigues them, or makes them feel good.” をスタート地点に、Dorney(1994)で議論されている動機の創造、産出、向上、そして維持に関わる要素について見ていきました。 本日は、各校で活躍されておられる熱意あふれる先生方から、日々の授業実践や現場での声、新しいアイデアを共有していただき、大変楽しく有意義な会になりました。参加していただき、ありがとうございました。
より多くの英語教員の皆様方から、ご参加をお待ちしております。
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February 2019
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